春になると、動物や虫たちは冬眠から目覚めて、穴から出てきて活発に動き出しますよね


人間も自然界の生き物なので、
冬の寒い間はなるべくエネルギーを温存し、体温を維持しようという身体の自己防衛機能が働いています。
そして春になって温かくなってくると、
体の細胞も目覚め始め、新陳代謝を良くし
冬の間、身体の中に溜まっていたものを出そう

出そう

とする働きが起こります。
春になって

気持ちは軽くなって、お出かけしたり動き回ったりしたいのに

どうも身体の方は反対に重だるくなり、ぼーーっとしていたり、
眠さが取れずあくびばかりしていたり、
ダラダラと過ごしていたいなって気分も残っていたのではないでしょうか

それは、先ほど書いたように、冬の間に蓄積されたものが出ていないため、
特に、「水」や「土」の経絡のエネルギーの影響もあるそうです。
いわゆる「むくみ」や「だるさ」、「眠気」、「消化不良」などの形で現れるのがそうです。
ということで。
身体の目覚めを促し、身体の循環を良くするために、
春の養生として中医学でいう
木の経絡のバランスを整えていきましょう

それには、「肝」と「胆」の経絡が関係してきます。
カンタンにいうと、この二つの経絡は体の内側と外側を通っています。
肝の経絡は
足の親指から脚の内側を通りながら脚の付け根まで上り、
最後は頬骨から眼球を通って頭頂部、口の口角まで流れています。
胆の経絡は目尻から首やわきの下を通り、体側をめぐって、最後は足の小指で終わります。
身体的には、全身に張り巡らされている液体(血液や体液など)、神経などを司っています。
その経絡を意識しながらも、
まるで土に蒔いた種が芽を出し、ニョキニョキと成長して伸びていくような感じで土台はしっかり着地して根付かせ、上半身は伸び伸びと健やかに成長させてしていくような気持ちでプラクティスしていきましょう

クラスでもお話していましたが、例えば。。。
大きな木をイメージして

じぶんがその大きな木になって、成長していくイメージです。
大地に根をしっかりと張って、土台を安定させる・・・それが下半身
上半身は、軽く伸び伸びと、太陽に向かって上に伸びていく


明日の陰ヨガのクラスでもそういった流れにしていきたいと思っています。
春はまた、環境の変化が激しい季節でもあります。その分、ストレスが溜まりやすくなり、イライラもしやすくなります。
それが却って肝の働きを弱めてしまいます

ですので、今月のヨガのクラスでは、できるだけ難しいポーズなどは取らず、
ゆったり行ない、そして体の中の気のめぐりがスムーズに流れるようなものにしています。
明日の陰ヨガのクラス中、眠くなってしまったら
寝てしまってかまいません

身体がそれだけリラックスしているということですからね

陰ヨガのクラスの中で
「力を抜いて」
とか
「リラックスしましょう」
というアナウンスはしていますが。
いくら頭の中で 「リラックスするぞ!!」 と思っても
力が入ってしまったり、
なかなかそう簡単にはリラックスできないよぉ、というのはわかります。
そんな中、もし眠れたとしたら、それは最高のリラックス状態ですからね

※まだ少し肌寒さもありますし、陰ヨガのクラスでは
あまり筋肉を動かさず、ジッとしているポーズが多いので
身体が冷えやすい方は特に、冷えないように靴下や長袖などで防寒し、体温調節しながらご参加くださいませ☆
下の写真は、先週の金曜日(4/22)に参加した
よしこ先生のキャンドルヨガのクラス。
始まる前のキャンドルたち

こちらもリラックスして気持ち良かったです~
