皆さん
お久しぶりです。僕です。
ずいぶんご無沙汰していたので、書き出す事に些かの恥ずかしさを感じながら
何事も無かったように復活したいと思います。
アメリカ大統領選の予備選が始まり、全米では盛り上がりをみせています。
共和党のデマゴーク候補ドナルド・トランプの冗談みたいな快進撃はさておき
今日は民主党のお話を少し
現大統領は、黒人初で、今回ヒラリー候補が大統領になれば、いよいよ女性初!しかも初の夫婦での大統領となり、ビルは始めてのファーストジェントルマンの誕生となる。
しかし、ここへきて全くの泡沫候補であった。バーニー・サンダースが若者の圧倒的な支持を得てめまぐるしい追い上げをみせている。
かくいう僕も、今後の日米関係や世界経済等への影響を全く無視するならば、バーニー・サンダースを支持している。
このバーニー・サンダースがここまで支持を伸ばして来た背景にあるものは、『We are the 99%』のスローガンを叫んでウォール街を占拠した。
リーマンショックを生み出した張本人たちは、莫大な資産を形成してこの状況を逃げ切り、政府は税金を使って銀行を救済する。
なのに若者達は学資ローンを返済していけるだけの収入を得れる仕事を手に入れることが出来ないまま、更なる生活費の上昇や増税等、何重苦も抱え、希望を持てないでいる。
正にアメリカンドリーム終焉の時代だからだ。
アメリカの文化は、ヨーロッパのそれとは違い、ファッションやカウンターカルチャー殆ど大衆文化の中から発展してきた。
ロックンロールもリーバイスのジーンズも、ウォールトディズニーも、ウォーホルのアートにしても、、、
サンダースを支持する若者は、この大恐慌時代並みに広がった格差と、富裕層優遇の社会に『No!』と叫んでいる。
これはアメリカだけの現象ではなく、日本も含む先進国全てが抱えている問題なのである。
だから、あんな分厚いトマ・ピケティの『21世紀の資本』が大ベストセラーとなった。
わが国日本では、こどもの貧困率がおおよそ6人に1人となり、来年には消費税が10%になる。
それまでにアベノミクスの3本目の矢が的に命中するとは、とても思えない状況である。
僕は政府が言う、先ずは大企業を成長させ、その恩恵を下へと流していく。というのは全くの詭弁に思える。
しかし、街頭インタビューなどでのサラリーマンの方々の回答をみると『消費税増税は仕方ない』という、なんとも物分りが良過ぎる感想が目立つ。
ベル・エポックの華やかな時代もないまま大恐慌に突入したんじゃ、堪ったもんじゃないと思いつつ
そして現在、ヨーロッパ等の極右政党の躍進という状況、、、、
それが次にどのような時代に突入して行くかのシグナルであるかは、20世の歴史を振り返れば、否応がなしに、嫌な予想を当て嵌めてしまう。
※最近立て続けて、ディカプリオ版の『華麗なるギャッツビー』と『ウルフ・オブ・ウォールストリート 』を観ながら、、、
しかし世界は、そんな僕らの思いを置き去りにして常に変化しながら進んでいく。
だからヨガスタジオに出来ることは、そんな目まぐるしく変化する社会にあっても、常に変わらない自分を手に入れられるような、お手伝いをすることなのかな~
と漠然に考えた夜だった。
明日のオージャスでは、僕の自慢の先生たちが、きっといつもと変わらない安心を伝えて行きます。
さあ、明日の朝も二人を保育園に連れて行かなくっちゃ!