【4/28】第14回OJAS映画上映作品「プリシラ」

みなさん!暖かい日が続きますね。月末最終土曜日の夜は!オージャスで映画を

今月は・・・

【プリシラ】

監督: ステファン・エリオット

出演: テレンス・スタンプ/ヒューゴ・ウィーヴィング/ガイ・ピアース
1994年オーストラリア映画 上映時間108分

4/28(土)開演19:00 入場無料!
(5分前にはご来場ください)

開場:ヨガオージャス武蔵小杉スタジオ

食べ物飲み物持込OK! 会員様以外もOK!
お友達やご家族もご一緒に楽しみましょう!!!

ゲイ映画の傑作!しかしそんなジャンルを超えた全ての虐げられた⼈人々へ送る愛の賛歌であり、紛れもないロードムービーの名作!!

もはやLGBTという⾔葉は中学⽣でも知ってる言葉で、それらに対する偏見や差別は、キリスト教国に比べれば日本は歴史的に寛容だった事実は江戸時代の文化・芸術を見ればよくわかる。

映画の歴史に於いてはハリウッドがヘイズ・コードがあった時代から、あの手この手を使って、偉大なる監督たちは、そのテーマを作品の中に織り交ぜてきた。
冒頭の表現は、おそらくノンケ?(今のところは(笑))の僕の言葉⾃体が差別的かもしれないが・・・

とにかくゲイ映画と呼ばれる映画には名作が数多く存在し、それを色物扱いせず偏⾒を取っ払って、純粋に素晴らしい映画として知ってほしい。

さて今回ご紹介する【プリシラ】はそんな中でも重要で象徴的な作品であることは間違いない。

この作品によってドラァグクイーンという存在を知った人も多いはず!

登場人物たちはバラバラの年代で、それぞれの世代特有の共通の悩みを抱えているが、自分の⼈⽣を少しでもハッピーに輝かせようと精一杯懸命に生きている。そんな彼らの問題は性差を超え現代社会を⽣きる全ての人と共通する問題でもある。

だから

【ゲイ映画】・【ロードムービー】・【低予算】

と3つのマイナス要素を抱えながらも、それを乗り越えて世界的にヒットした。

自分らしく⽣きたいと思う全ての⼈に捧げる。前向きな気持ちになり感動すること間違いなしの作品。

これを観ずに死ねるか!

ヒューゴはこの後マトリックスやロード・オブ・ザ・リングで国際的知名度を得る

ガイ・ピアース

この写真じゃ誰だかわかりませんがメメントの主役と言われたらピンとくる方も

テレンス・スタンプ

イギリスを代表する名優テレンス・スタンプ。この作品で新しい伝説を刻む

プリシラ

さあパーティーのはじまり!ディスコサウンドの名曲で彩られたサントラもおすすめ

プリシラ

アカデミー衣裳デザイン賞を受賞した彼らのファッションが最高!
ビーチサンダルを繋げたドレス(費用はたったの7ドル)など奇抜な衣装の数々はデザイナーを目指す若い子達も参考にすべし!

以下は
【あらすじ】※ネタバレ注意!

オーストラリアのシドニーでど派手な衣装で踊るドラッグクイーンのミッチ。
ある日、アイススプリングスのホテルから、ショ―をやってほしいという依頼が、、、
なんとそれは、別れた元嫁のマリオンからのオファーでした。ミッチの脳裏に、過去の出来事が蘇ります。マリオンとミッチの間には一人息子がいました。しかしマリオンと別れて6年間、一度も息子に会ったことがありません。そしてアイススプリングスでショーを行うことを決心したミッチは、一緒にやってくれる仲間を誘います。
1人は、恋人を亡くしたばかりで悲しみにくれている中年のバーナデット。もう1人は、若くて騒々しいフェリシアです。ミッチは古ぼけた大型のバスを手に入ます。そしてそのバスを「プリシラ号」と名づけるのです。
こうして、シドニーから3千キロも離れた、砂漠の真ん中にあるホテルを目指してプリシラ号と一緒に旅に出るのです。

 

ホテルまでの長い道のりを交代で運転しながら、歌ったり踊ったりと3人の賑やかな旅は続きます。ですがミッチの心境は複雑です。そして2人に目的地で待っているのが、元妻であることを告白します。ミッチがバイセクシュアルだと知った2人は仰天!
3人は行く先々の場所で、人々から好奇と嫌悪の視線を投げつけられます。ある立ち寄ったバーでは差別的な言葉を浴びせられますが、少しもひるむことなく毅然と振る舞いまが、翌日目を覚ますとプリシラ号のボディには「出て行け」と大きく落書きされていました。
「タフなつもりでいても、傷つくことがあるわ」
とバーナデットは呟きます。その後、プリシラ号は、砂漠の途中でエンストを起こします。困り果て途方に暮れる3人ですが、心優しいアボリジニーのグループに助けられ、車の修理ができるボブという男を紹介されます。その夜、町の住民に頼まれて、3人はバーでショ―を始めます。すると、そこへボブの妻シンシアが乱入し、バーカウンターでかなりきわどいパフォーマンスをやらかします。シンシアは、元ストリッパーですが、ボブと結婚してストリップはやめてくれと言われて以来、不満を募らせていたのでした・・・
男たちの歓声を浴びて喜ぶシンシアに激怒するボブ。2人は大喧嘩になります。そんなボブに嫌気がさしたシンシアは家を出て行きました。1人になったボブは、ミッチたちの旅に同行することになります。「人生はままならん」と落ち込むボブ。「あなたは紳士だわ」とバーナデットは優しく慰めます。

 

ひょんなことから3人+1人の旅となり、一行は次の町に到着します。その夜、いつもの通り派手な服装でばっちりキメたフェリシアは、楽しいことを求めてたった1人で外出します。ところが、たき火を囲む酔っ払いの男たちに目をつけられてしまい、暗闇に連れ込まれます。ボブが気づいて止めに入りますが、それでもフェリシアに乱暴を働く男たち。そしてようやく、バーナデットとミッチが助けに駆けつけました。間一髪で事なきを得ますが、殴られて怪我をしてしまったフェリシアは泣き出してしまいます。3人は自分たちの生きる場所は都会にしかないのだと悟ります。「男が女になるのは、楽なことじゃないのよ」と言うバーナデット。彼女は、密かにボブに魅かれていました。ボブもまた、バーナデットのことを気にかけていました。
翌朝、ミッチとフェリシアが外に出ると、一晩中、語り明かしたバーナデットとボブが、たき火のそばに並んですやすやと寝息をたてていました。ミッチとフェリシアは、微笑ましいカップルの姿を眺めています。

 

ついにプリシラ号は、目的地であるホテルへ到着しました。マリオンと抱き合い、再会を喜ぶミッチ。マリオンはレズビアンで、明るくさばさばした女性です。そしてバーナデットとフェリシアは、マリオンが連れている小さな男の子ベンジーがミッチの息子だと聞かされ、驚きます。その夜、3人はとびきり楽しいショ―をしますが、観客たちは度胆を抜かれ微妙な反応でした。それでも、客席のマリオンとベンジーはショ―を楽しんでいました。ベンジーは、そんな父親の存在を素直に受け入れていたのです。
翌日、みんなで砂漠にピクニックへと出掛けます。ミッチはベンジーと徐々に心を通わせながら、空白の6年間を埋めることに成功しました。その後、いつものゴージャスな衣装に着替えたミッチとバーナデットとフェリシアの3人は、キングス・キャニオンの岩の上に立ちます。
「オーストラリアのど真ん中にハイヒールで立つ」
というフェリシアの夢を叶えて、3人は故郷のシドニーに帰ることにします。マリオンはしばらくベンジーをミッチに預けることにし、バーナデットはボブと共にホテルに残る決心をします。ミッチとフェリシアとベンジー、行きとは違う3人を乗せたプリシラ号が、故郷に向かって走り出します。そしてシドニーに戻り、古巣のステージで踊るミッチとフェリシア。ベンジーは2人を笑顔で応援していました。

それでは皆様のお越しをお待ちしております