【2016/11月号】『英語学習奮闘記』



ディランとギンスバーグ。ビートニクスは同世代のミュージシャンはもちろんのこと、カートコバーンなどの世代まで幅広い影響を与えた。

僕は最近英語の学校に通い始めました。始めるにあたって10件程、色んなとこに体験レッスンを受けに行きまして、その中には英語と日本語が話せる外国人講師の方を雇えば、明日からでも開業できるんじゃないか?と思える程度のスクールも多々あったりして、こういったビジネスも本当にピンキリなんだと実感させられ、逆に自分の仕事に対して考えさせられたりもしました。

はっきり言って僕の英語のレベルはというと、中学の時に勉強はおろか教科書を開いた記憶さえないほど酷いもので、工業高校の授業に英語の科目があったかさえも憶えてません。そんな僕ですから相当厳しい環境に身を置かなければ習得できる筈は無い!と思い。兎に角スパルタで、しかも基礎文法から確り学べる学校を探してようやく見つけることが出来ました。そこのHPには『真剣に学習する人のみ募集』と大きく書いてあり、入学説明会の時には、2時間休み無く、しかも早口で「うちは厳しいけど覚悟はあるのか!」と捲くし立てられ、ともするとこれは新手の営業トークか?と思える独自な説明会でした。

そして僕みたいな能力の者には、親切にも本コースが始まる前に準備学習の授業も手厚く用意されています。そして週2回4時間づつの本番クラスが始まった後も、無制限で無料の補修が行われます。「学校のプライドを賭けて全員を話せるようになるまで面倒みる!」その本気度200%の講師陣に対して、生徒は毎日2時間の自宅学習を強いられ、その気持ちに応えないといけないのです。今回の学校選びで僕が最も重要にしたポイントがグループレッスンでした。意思の弱い自分の為にも周りの目が必要だと思ったからです。

 

 

 

僕は思春期にロックや映画やファッションに夢中になって、それを深く追求する過程で、沢山の本と出会い人生や政治や思想や様々な社会問題を学びました。
ポップミュージック以外の色んな国の民族音楽も大好きですが、やはりそんな全ての音楽を消化したロックを愛してますし、数多くの名曲を日本の歌みたいに唄えるようになれたらという思いがずっとありました。
そしてケルアックのように、いつかルート66を辿って、アメリカの資本主義の勃興を路上から発見する旅をして考えを纏め上げたいという思いがあるからです。

さて大統領選もいよいよ大詰めです。このタイミングでのディランの文学賞受賞もそれと深い関係があるように思えます。メルケルの寛容な移民政策が、皮肉にも極右政党の台頭を後押しし、英国のEU離脱がEUそのものの崩壊の序章となるのか?そして先進国での格差拡大による中間層消滅の恐怖を煽るかたちでのトランプ支持とうパラドックス。そんな世界の混乱に対しヨガスタジオから少しでも平穏な時間を届けられたらと日々思います。



この本を持ち歩きケルアックを気取っていた20代。思春期に読むべき名作だけど、もちろん年齢は関係ないね


いつかこの地図を辿って走り回りたい。アメリカが自動運転になる前に!