【2018/6月号】いよいよ本格的ブーム到来!日本人シェフが作るインドカレー


よくあるミールススタイルのランチ。カレー2種とダール(豆)サンバル・ラッサム・ヨーグルト・パパド・ロティにライスとデザート

皆さん。カレーは好きですか!?

僕はヨガオージャスをオープンした時期と同時に、ネパールカレーを出すカフェも中野坂上でやり始めました。そのお店は1年ちょっとで閉めてしまい今はありませんが、スタッフのみんなとの楽しい時間はサイコーの思い出です。

僕はカレーは嫌いじゃないけど、大好きって訳でもなく、もちろんたまにナンが食べたくてインド料理屋さんには行ったりしてましたが、その当時、もちろん毎日カレーを目にする訳で、僕がまかないを作らないときは、お昼もカレー、夜もカレーと、ネパール人の彼らが作る炒め物、すなわちカレー味!はっきり言ってうんざりしておりました(笑)
それで店を閉めてからは、暫くカレーはいいなと、3ヶ月に1度お昼に食べるかどうか、と言った感じで過ごしておりましたが、ある人との出会いを切っ掛けに、カレーというスパイスの魔法に掛かってしまったのであります。

今までのインド料理屋と言えば、基本的に北インドやネパールのカレーが主流で、ナンに付けて食べるのが当たり前でしたが、ここ4、5年に台頭してきたそのカレーは、主に南インドのミールススタイル。そしてもう1つがスリランカのスタイルをベースに作られています。一昨年のオージャス外ヨガイベントでもこのスタイルでした。それとこれが注目すべき特徴なんですが、そんなカレーを日本人が作ってる。という事なんです!僕はこれには2つの要因があると考えています。

1つはヨガがここまで広まったことで、インドのカルチャーが様々な形で浸透して行った事。そしてもう1つ今までそんなお店をオープンするような人達は、少し前ならラーメン屋を始めてたかもしれないけど、新しい場所に新たな可能性を見出すかの如く、ベースにインドを持ちながら、ラーメンのそれと同じように日本独自の発展を遂げています。

それとこれも大きな要因に思えるのは、ラーメンブームを支えた男達が年齢を重ね、胃袋的にラーメンが少し辛くなって、かと言って女性に人気のある様な玄米ランチプレートみたいなのはちょっと・・・ってとこに肉も少なくヘルシーでもありながら、スパイスというマジックでガッツリ満たされ、彷徨える中年男子の胃袋に新たな指針を与えてくれたのです。

まとめますと、日本独自に進化を遂げた欧風カレー(お家のカレーもここに含めます)。そしてインド人ネパール人が作る北インドのカレー。そして第3のカレーとしての現在。
それと面白い状況の1つに、今日のブームが東京よりも一足先に大阪で起きたということ。



日本のスリランカカレーのパイオニア大阪ロッダグループのカレー。もう一度食べたい!このサイケデリックな一皿はぶっ飛ぶこと間違いなし

それは「新宿中村屋」よりも先に大阪の「自由軒」があったことなど、何かしら歴史の因果を感じずにはいられません。

僕にカレーの魅力を再発見させてくれたその先輩は、2014年以降平日お昼は毎日カレーを食べ、大阪・東京で訪ねたことのないお店はないほど!(先週は3日連チャンでお供しました)しかもたまに2軒梯子したりします。(これは正直辛いときがあります(笑)

そんなカレー屋さんの多くは、個性的な店主達で、お金儲けの、というより自分のこだわりを表現する生き方として、やってる人が多い様に感じます。
食欲が減退していくこれからの季節。サラっと食べる事が出来て栄養満天のカレーを是非お召し上がりください!

それでは厳選したこの夏行きたい10件のお店をご紹介!

1.ダバ インディア
最寄り駅:東京メトロ銀座線 京橋駅
住所  :東京都中央区八重洲 2-7-9 相模ビル 1F
電話番号:03-3272-7160

日本の南インドカレーのパイオニアである『ダバ インディア』どんなニューオープンの店に食べに行っても、改めてこのを訪れたら、やっぱりここが一番美味しいってことに落ち着いてしまう。僕がカレー屋やる前にもやっぱり食べに行った。その時点ではミールスを参考にした訳じゃない。という事は北のスタイルも南もどっちも完璧!ということです。

今回紹介するカレー屋さんは、基本的に日本人がやってる南インドカレーなんで、『ナン』を提供する店はないけれども、ここはやっぱりちゃんとしたレストランなので、接待でも使っていいだろうし、どんな人に対しても最高のパフォーマンスを発揮するのではないでしょか。

現在活躍しいる南インドカレーを作る日本人シェフは全てここを通っていると言っても過言ではないお店。

とにかくこのお店から南インドのミールス体験をはじめよう!

ダバインディア