【2018/9月号】 夏休みの日記



思い出をバックに詰め込んで

連日体温越えと報じられていた暑さもようやく落ち着き(とは言っても普通に30度越えてますから30年前の感覚から言えば充分暑いんですが・・・)人間ってのは結構順応性が高いもんで、僕なんか涼しいくらいに感じてる8月の終わり。正に僕にとっての夏の宿題的なこのオージャス通信。子供の頃の宿題と同じように、夏休みの最後の日ギリギリに終らせるならまだしも、新学期始まって先生に怒られてやり終えたあの頃とちっとも変わらず、通常より遅れて発行しております!

しかし!息子の宿題と自由研究は、何とか夫婦協力して間に合わせました!!かなり冷や冷やもんでしたけどね。だって夏休みが8月末までじゃないなんて、本当に時代は変わった。と大袈裟な言い方ですが、そう思いました。



こちらの写真のご婦人は僕の小学1.2年生の担任だった。先生の教師生活最後の担任が僕らだったんで凄く可愛がってくれました。小学校の僕に取って既にお婆ちゃんだったのに、30年ぶりでも全く変わらず元気でびっくり!だから絶対に今年小学1年生の息子を見せたかったんよね。先生いつまでもお元気で!

さて息子の始めての夏休み。出だしは恒例である地元福岡への帰省から始まりました。僕の夏の目標は一日でも多く海に連れていくことです。それはアトピーの治療にも良いと言う事と、サーファーなら別ですが、海は夏しか遊べないという事と、なにより無料であるということ。この無料であるってのがですね僕には重要なんです。遊園地やらどうしてもお金出さないとその楽しさを享受できない場所は沢山ありますが、お金を出して入場する場所は、その遊び方が決められています。お金をかけない遊びは、どうやったら楽しく遊べるかを考えないといけない。しかも自然の中に身を置くのは、僕みたいな傲慢な人間にとって、人間の存在のちっぽけさを実感でき謙虚になれる機会を与えてくれるのではないかと考えています。

都市というのは人間の偉大な創造物です。それは人間がより快適に生活できるように工夫して作られています。その予め整った環境に当たり前のように暮らしていれば、発明者や苦労して作った人達の恩恵に甘えて、その便利さや有難さが当たり前と勘違いしてしまいます。
まあ、なんだか大袈裟に語ってますが、なんとなくそこにお金使ったら負け!みたいな気持ちになるんです(笑)
それと、我が町大牟田市は海は近いですが、世界有数の干潟を誇る有明海なんで、素晴らしい肥沃の海なんだけど海水浴向きではないので、子供の頃テレビや本とかで観る美しく透き通った海に憧れを抱いてました。でもって今回宮崎で一人暮らしをしてる叔母さんを訪ねたいという妻の希望がありましたので、宮崎の海に行く予定でホテルを予約してありましたが、生憎台風が南九州を直撃してしまい、急遽台風が去った後の佐賀県唐津の海に変更となりました。しかし有り難い事にそのホテルにプールが付いて居た為、子供たちは海に入らないという。僕にとっては残念な結果になりました。誰も泳いでない海に入り、岸辺の子供たちに向かって「さあ、入って来い!」と叫ぶ僕の声は波の音に消され、何とも悲しい光景でした。。。


プールのバカヤロウ!でも子供は大満足。ここは唐津の虹の松原に隣接するホテルのビーチ

そして今回台風の影響で、楽しみにしていた地元の夏祭りも最終日が中止になりました。飲食店や露天商の方々は大きな損失だったろうし、この日の為に子供たちの指導等、様々な準備を重ねてこられた参加者の方々は本当に気の毒であり、雨の中で崩される大蛇の姿が言いようがなく不憫でした。関係者の方々どうか来年もまた頑張って盛り上げて頂きたいと願います。



福岡のうどんはサイコーなんだぜ!

一年に一度ですが、毎日従妹達と一緒に祖父母と過ごす。こんな平和な夏の日が今年も送れたことを感謝し後ろ髪を引かれる想いを振り切って、こっちへ戻り本当の夏休みの日常が始まりました。
まず最初の驚きは「えっ!学童って弁当作んなきゃいけないの?」親なんだからその位当たり前だろ!とお叱りを受けそうですが、親としては何ら変わらない毎日に急にタスクが追加された感じで、だから民間の学童ってのがさかんなだな~と弁当問題だけじゃありませんが、そんな発見もあり、初日だけは僕の担当となりとりあえず役目を全うできました。

さて8月に入りまして、既に週末の予定はびっしり埋まっております。そして平日の隙間に、男同士の海をねじ込みます。近場の僕のお気に入りは茅ヶ崎サザンビーチです。サザンビーチは波もそれなりに強く、そんなに混んでなくて、公共の水シャワーも2つあり、バイクが無料で停められて、交通アクセスも便利という好条件が並んでるのと。去年たまたま息子と仲良くなった男の子が同級生で、そのお母さんと連絡先を交換し、タイミングを合わせて一緒に遊ぶという、夏の海だけの友達が出来たということが大きいですね。いわいる僕のママ友です(笑)とにかく子供は子供と遊んだ方がいいし、それが楽しそうだし助かってます。

いつまで続くかわからないけど来年も楽しみにしてるよ!



今年はサザンビーチに同級生の男の子3人を連れて行きました。
あれ~でも4人居ない? そう3時間だけの友達が仲間入りです。

そして今年は春先からキャンプによく出掛けてまして、川の楽しさを再発見した年になりました。僕は痩せてるので銭湯で水風呂にさえ入れない男だったんで、川の水は冷たくて入れない。ってイメージだったんだけど流石に今年の猛暑は川に導かれるかの如く「川サイコーじゃん!」になって来年はどんなバランスで海と山を楽しむか今から悩んでる次第です。どっちかを選ぶなんて無理~



今年は新たに川遊びの面白さを発見!でも安全確保を怠らず、十分な備えが必要です。100%の安心はありませんが、気を付けて遊びましょう。そしてこのボート。妻に大反対されたのを無理矢理注文しましたが子供たちが楽しんでたんで渋々納得したみたいです。イエーイ!

そしてこれまた始めてのことですが、保育園から一緒のお友達の家族と一泊旅行に出かけました。車の中で喧嘩してどっちかが泣いたと思えば、また楽しく笑いだしたり、普段と違う場所で過ごす時間をきっと楽しんだことでしょう。



伊東にて。公衆浴場は地元の空気を感じれる貴重な場所

とまあ、毎週毎週どっかに遊びに出かけた夏休みでした。自分が子供の頃に思い描いていた、こう過ごしたかった、こんな物があれば良かった、というのを一つ一つ実現してる気もするんですが、こんな充実した夏休みに一抹の不安というか、ある種の疑問を感じるんです。

もしかしたら夏休ってもんの醍醐味は、退屈な時間にあるのではないか?ということです。

ああ今日何しようかな~あの場所に行ったら、あいつがいるかな?
居ないな・・・ だったらあそこなら! ここにも居ないや・・・
何して遊ぼうかな~ いいなあいつの家はあんなとこに行ってチキショー!
ああ退屈で死にそう! でもこれをああしたら?・・・

って怠惰な時間。これはですね、若さの特権ですよ。そしてそんな時間に空想に耽ったり、何かしらの考えが明確になったり、普段やってることをアレンジしたり、無理やり楽しんだり、とにかく工夫していかに暇を潰そうか考え抜いて、子供なりの苦悩を乗り越えていく。とにかく今の子供たちは、というか社会が大人たちが、効率化を求めるがあまりに予定を組み立てすぎてる現状です。予定調和の中、箱庭のメリーゴーランドで駆け回ってると言うか、なんだか満たされすぎているような気がしてなりません。満たされてないという心の渇きは人を成長へと導いて行きます。
しかしこればっかは時代の流れと言うか、そんな環境のなか意図して違うようになるのも不自然ですし、僕もその時代の当たり前の中で過ごした訳で何ら特別な環境だったわけではありません。

しかしこんな不安はきっと何年かすれば杞憂に終わって「友達と遊ぶから俺行かない」みたな日を迎えるんだと・・・

だから息子よ来年も覚悟しときな!

 



伊東に行くならハトヤ♪ じゃなくて、俺はワ・カ・バで決まり!ここのソフトクリームが有名なんだけど、喫茶店としてサイコーなんです。俺の街にも欲しいよ~

 



去年、伊東のオレンジビーチで見つけた絶好のチャレンジポイント。男なら迷わず飛べ!
 実家の隣町にあるオリーブ畑。まさに日本のナポリやね