【2017/1月号】詩作発表後の編集後記

会員の皆様。今年もオージャスをご利用頂き有難う御座いました!

皆様のお陰で、またこうして新しい年を迎えられそうです。今年5月からはじめたオージャス通信も、探り探りしながらなんとかギリギリ毎月発行する事が出来、このだらしない僕の襟を毎月正してくれます。

本当はタイミング的に1月号ですが、今回の号で年末のご挨拶をさせて頂く事になりました。
今回は自分の立場を良いことに、この場を借りて詩を書くことにしました。もはや発表する機会を持ってない僕は創作から随分遠ざかってますが、何故久しぶりに詩作をするに至ったかと言うと、、、

丁度去年の今頃、待望の赤ちゃんがお腹の中でこれ以上育つことが出来ず、死産という選択をせざるおえなくなりました。誕生日と命日が同じ日になるという状況で、役所への届け出や葬儀の手配の為、名前を付けたり、ゆっくり考える暇もなく色んな事に追われてました。それに加え男は、産まれて来てからも暫く実感がない位ですから、その時はどういう感情で捉えたらいいかわかりませんでした。

だから、ずっと赤ちゃんと一緒だった妻の気持ちにちっとも寄り添えず、その悲しみを同じレベルで共有できなくて彼女に辛い思いをさせてしまったと思います。なので僕なりに彼女の気持ちに近づく為にも、あの子への詩を書き上げようと考えていました。本当はすぐ書き上げるつもりでしたが、結局1年掛かりました。その子
の名は、家族といつも一緒にいられるようにと『光』と名付けました。

世界中を見渡すと、目を背けたくなるような出来事や事件が溢れています。僕の言葉など全く無力です。
昔は音楽と言葉で世界を変えたいと、笑われるような事を真剣に考えてましたが、今は一緒に暮らす家族や働く仲間、そして何よりOJASを支えてくださる会員様の為に、毎日を確実に積み重ねて行きたいと思います。

今年も有難う御座いました。来年もどうぞ宜しくお願い致します。